印刷範囲ってナニ?

ばあ鳴尾化学研究所の山田です。

 

さて、今回は「印刷範囲」について少しお話しさせて頂きます。

 

印刷範囲とは、読んで字の如く印刷できる(印刷可能な)範囲のことを表します。

 

300mL-青ボトル-印刷範囲 H2

上の図の赤い線の部分がその印刷範囲にあたります。

この枠の外側へは、通常の印刷は行えません。

 

印刷は、まっすぐな板(印刷の版)の上を容器が転がっていくとイメージしてもらえると分かり易いかと思います。

その転がっていく過程で版と当たらない部分は印刷ができなくなります。

 

つまり、その「当たらない部分」は印刷ができなかったり、かすれてしまったりします。

この辺りをご配慮いただいたうえでデザインを進めて頂ければ大変助かります。

 

余談ですが、ぐるっと1周で印刷を行いますので、正円でない容器(四角やオーバル)の場合は、表で1版、裏で1版となります。

 

また、印刷ではなくラベルの場合はどうか?とのご質問も頂くことがあるのですが、ラベルの場合は「綺麗に貼れるのかどうか」が重要になります。

例えば円柱ではなく上の方が少し細い容器の場合に、1周巻くようなラベルを貼れば巻き始めと終わりにズレが生じますし、曲面に貼れば浮き、歪み、剝れが生じます。

 

この辺りにご注意頂ければ、デザインイメージと仕上がりイメージの乖離も起きにくくなるかと思いますので是非ご参考ください。

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